株式会社ハイサーブウエノ様☆NIIGATA職人リレー　番外編No.1

こんにちは！リリマリのみさきんぐこと矢田美沙希です！今回はNIIGATA職人リレー番外編No.1 ということで「ハイサーブウエノ」さんに工場見学をさせていただきました。

今回は株式会社ハイサーブウエノ　代表取締役社長　小越元晴さん本社工場長　桜井雄治さん古川翔平さんに、お話をお伺いしました！

(写真左から桜井雄治さん、古川翔平さん、小越元晴さん)

① なぜその仕事を始めたのか？

小越さん「今は創業48年目の会社ですが、もともとは父が28歳の頃に回転寿司のコンベアを作っていました。私が15年前にこの会社に来て『飲食は頑張っているのに儲からない。気合は大切だけど店舗が増えれば増えるだけ仕組みが大切だ！』と思い、他社ブランドの製品の製造を行うOEMの商品に特化しようと始めました。」

② この仕事をしていてやりがいを感じる瞬間

桜井さん・古川さん「出荷前の最終チェックやその後の工程の人に『前より良くなったね！前より後の工程がやりやすくなったよ！』など声を掛けてもらった時です。前後の連携がスムーズになれば最終的な品質が向上するので、各部門からそう言った声をもらえると嬉しいですね。」

③ この仕事をする上で最も大事にしていること

小越さん「安全性です。もちろん納期を守ることは徹底していますが、急いで中途半端な商品を作るより、より安全でお客様に満足して頂けるよう努めています。また、お客様がいてこその私達なので、お客様の安全を守る為に納期を遅らせていただける様、ご相談させていただくこともあります。前回よりも今回、日々どうしたらお客様により喜んで頂けるかを考えています。」

④ 職場環境を良くする為に取り組んでいること

桜井さん「工場長として、弊社では、曲げ・磨き・溶接など各部門の繋ぎ役として、問題があった時や、その他普段からのコミュニケーションをその都度とるようにしました。そうすることで、各部門同士の連携がとれる様になってきて、お互いに作業がしやすくなっています。その結果、今までとの最終的な商品の仕上がりを良くすることが出来ました。」

⑤ 職病業

古川さん「やはり、お店にある自分達の作った製品やそれ以外の私達も作っている同じ厨房製品を見たときは安全性などチェックする為に触りたくなります。また、溶接の作業をしている社員は強い光を毎日見るので、些細な車のライトなども反射で目を背けてしまいます笑」

お話を伺ってみて、大好きな飲食をどのようにして、さらに盛り上げるかを日々考えているのだなと感じました。もちろん気持ちや勢いも大事ですが、仕組み化出来るところは仕組み化を行い、また効率を良くすることで職人が集中すべきところに集中できるよう環境づくりをすることで、より商品の質が上がっていくのだと教えていただきました。

そして、工場の中も見学させていただきました！創業当時から約５０年間動いている機械もあるそうです！この機械だけは、当時の想いを忘れない様に、仮に動かなくなったとしてもずっと残しておくのだそうです。

ハイサーブウエノさんでは、食品施設向けの厨房板金を作っています！お客様の中には有名チェーン店も多いそうです。

工場の中には、24時間働き続けるロボットがいるそうなんです！ 1~10まで人の手で作るのではなく、単純作業はロボットに作ってもらうことによって、人では、省いてしまう最後の１曲げがロボットだと可能になります。そして、人の手作業でやらなければならない心臓部は、細かい部分までこだわって手作業に時間を掛けることができます！

また、この仕事をしている上で最も大切にしていることの中でも、「安全性」と言っていましたが、具体的に多くの会社でバリ取りをする状態のものより更にもう一段階バリ取りを行なっています。最後は人の目でしっかりと確認しながら、手作業で触り、皆がこのレベルに統一して仕上げるようにしています。

また、ハイサーブウエノさんでは、新しく光レーザーで溶接する機械を取り入れたんだそうです！従来の熱で溶接する方法では、約３年溶接の技術を練習してようやく１人前と言われる程、技術が必要とのことです。しかし、光レーザーの場合、溶接したい箇所をなぞるだけで溶接できるのだそうです！なので将来は、高齢者や障がい者の雇用も出来るようにと考えているそうです。